電光石火プーチンの力 南オセチア紛争


北京オリンピック開会式当日、平和の祭典にそぐわぬニュースが世界を駆け巡った。「グルジア軍が南オセチア自治州の中心都市ツヒンバリを攻撃。」

いわゆるグルジア紛争の勃発である。戦闘が始まった時刻は定かではないが、この日2008年8月8日未明には、すでに激戦となっていた。

この紛争をごく簡単に説明しておこう。

グルジアという国の中に、オセット人という少数民族が暮らす南オセチア自治州がある。グルジアからの独立を訴える南オセチアに対し、グルジア政府は独立の動きを抑え込もうと攻撃を加えた。ところが、グルジアにとって厄介な隣人が南オセチアを支援していた。コーカサス山脈を挟んで国境を接する大国ロシアだ。

ロシアはグルジア領である南オセチアに軍隊を駐留させていた。ロシアはこの軍隊が攻撃を受け、さらに南オセチアに暮らすロシア系住民がグルジア軍の攻撃にさらされたとして、猛烈な反撃に打って出た。火力、兵力ともに勝るロシア軍は、グルジア軍を撃破。その勢いでグルジア各地に兵を進め、主要都市の空爆まで行った。軍事的にはロシアの圧勝で終わった。

この紛争を読み解く上で、忘れてはならないことがある。

グルジアとロシアは紛争が起こる17年前まではソビエト連邦という一つの国だったという事実である。このことが、かつて同じソビエト人だった両国の民衆に深い苦悩を生み出していた。

「揺れる大国プーチンのロシア」より引用


メドベージェフ大統領プーチン首相の新政権の話は、本サイトの過去漫画をお読みください。

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