3分でわかる!基軸通貨とドル建てとユーロ

世界はアメリカを中心に回っている。

と言っても過言ではないものの、同時に、アメリカは世界最大の

「財政赤字国」「貿易赤字国」「対外債務国」でもある。

だが、いつまでたってもアメリカは破産しない。なぜか?

その理由は

「ドルが還元しているから」

「ドルが現在、※基軸通貨だから」

(経済力も軍事力もナンバー1の国は、国際的にも信用度が高い。よって、国際間の資本・買い物・貿易において、その国の貨幣は幅広く使用される。つまり世界全体の取引として最も使われて、まわりまわってくるお金のこと)

たとえば、ロシア企業がアメリカ製品を輸入するとき、ドルを買って支払いするが、

ロシア企業がアメリカに輸出するとき、代金をドルで受け取る。

もうひとつたとえると

日本が中東から石油を買う。そこにはアメリカはまったく関係がない。にもかかわらず、日本は、まずドルを買い、ドルで石油を買う。

これをドル建てという。

アメリカは外国から物を買うための「外国通貨(外貨)」を稼いだためしがない。

なぜなら全てドルで支払えるからだ。

たとえば、外国で石油を買おうが、 国内のカリフォルニアでオレンジやパソコンを買おうが、ドルで取引されることに変わりはない。

これが基地軸通貨を抱えた国とそれ以外の国の基本的な差なのである。


ただし、

いかにドルがまわりまわっているとはいえ、

世界中にばらまき続ければ、価値が下がっていく。(しかし基軸通貨である分、価値の下落も緩やか)

そして、基軸通貨は、国際法で決められているものではなく、強制力もない。したがって、時代によって変動するものでもある。

 

基軸通貨がドルの現在より以前は、

英ポンドが基軸通貨だった。

それまではイギリスが世界の覇権国家だったからだ。


つまり、その時代の基軸通貨がとことん価値が下がってしまったら、

当然、貿易相手に決済通貨として受け入れられなくなるわけで、そうなると、足りない分だけ、代金の支払いとして外国通貨を借りなければいけなくなる。

この状態が続けば、いずれ基軸通貨の席から外される。

そういうシステムだ。


しかし1500年から1900年代までは、欧州が世界を回し続けていた。

けれども、二度の大戦を終え、欧州各国は衰退していった。気が付けば戦後(冷戦時代)の覇権国家はソ連とアメリカの二強である。

西欧からしてみれば、アメリカの経済覇権は悔しくてたまらないものがあったが、アメリカと仲良くしておかなければ、東側にあるソ連からの脅威にとうてい太刀打ちできない。だから表面上、西欧はアメリカに従う以外、道はなかった。

ところが、91年のソ連崩壊から事態は大きく変わる。

アメリカに無条件に従う理由が欧州になくなった以上、再び世界の覇権を狙えるようになったのだ。

まずはアメリカのドルを基軸通貨から引きずり下ろすことを欧州は考えた。そこで出来たのが欧州共同体(全EC。現EU)であり、

ドル体制を崩壊させるために作られたのが、
現在世界で二番目に使われている基軸通貨こと、

欧州共同通貨のユーロである。

ちなみに世界3位の基軸通貨は我が国、日本の通貨「円」である。

「3分でわかる!基軸通貨とドル建てとユーロ」への1件のフィードバック

  1. 世界における各国通貨の存在感

    米ドル>>ユーロ>>日本円>ポンド>>スイスフラン≒豪ドル>中国元≧スウェーデンクロナ>カナダドル

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