ロシア政府の発表によると、
イスラム原理主義に憑りつかれたバサエフは穏健派のイスラム教徒を教育すべく、隣国ダゲスタンの村々に侵攻した、と
記していますが、
バサエフ本人の言い分では、
「我々が先に侵攻したのではない。ロシア軍がダゲスタンの村々を包囲して住民を虐殺しだした、と聞き、彼ら住民をロシア軍の包囲から脱出させるために我々はダゲスタンに駆け付けたのだ」
と言っています。
(索引 高文社刊行「チェチェンで何が起こっているのか」参照)
このロシアンボンバでは、間を取るというわけではありませんが、
バサエフがダゲスタンに在るロシア進駐軍の施設を乗っ取って、抵抗運動を始めた、
という流れになっております。
ご理解ください。