ソ連とは
ソビエト社会主義共和国連邦の略で、20世紀ユーラシアにあった、ロシアを中心とし、その他周辺国が家族のように構成された、社会主義体制の連邦国家のことです。連邦国家に関しては、過去漫画(セルビアボンバをお読みください。)
1917年、第一次世界大戦によって、ロシアの国力が低下した上に、王族、貴族と、労働者との経済格差が最悪なレベルまでに広がり、とうとう労働者たち及びインテリたちの怒りは頂点に。労働者率いる、革命家レーニンたちによって王制は倒されました。
その後、革命が世界的に広がる事を恐れた、資本主義体制の外国勢力と対決し、その戦争にレーニンらは勝利しました。周辺国のベラルーシ、.ウクライナ、グルジア、アルメニア、アゼルバイジャンもソビエトに吸収。
こうして世界初の、社会主義国として
ソビエト連邦は誕生しました。
社会主義については過去記事漫画をお読みください。
最初のソビエト連邦の指導者であるレーニンが亡くなった後、スターリンが独裁政治を敷き、工業・農業・国防の増進を図ることに成功。世界はソ連を、正式に国家として承認せざるを得ないほど、ソ連の経済は膨らんでいったのです。
さらには第二次世界大戦ではナチス・ドイツと共謀してポーランドとバルト三国を分割・併合。
そして戦後には、東ドイツ、ブルガリア、ルーマニア、ハンガリー、チェコスロヴァキア、東ドイツ、を支配下(ソ連の構成国ではなく、舎弟のような国)に置いたのです。
しかし、社会主義体制の、ライバルである資本主義体制の、米国 率いる西側諸国は、ソ連の世界的影響をこれ以上拡大させたくありませんでした。
他国(発展途上国)を舞台に、代理戦争を行ったり、核兵器開発を競い合ったり、と米ソの直接的対決を避けながらも、世界を二分するほどの緊張状態が続きました。これを
冷戦
と言います。
さて、(冷戦時代の細かい流れはここでは省略)ここから先は『ソビエトボンバ』の漫画内でも描かれた流れが続きます。
ゴルバチョフがソ連国家元首となり、巨大な構造改革を図りますが、失敗。ソ連は国家経営を維持できなくなり、構成国はそれぞれ独立、ソビエト共産党は解散し、崩壊。
と、言ったわけですが、