漫画内では、あっさり、次々と好き勝手に構成国が独立していますが、本来はもっと事情がこみあっていました。ゴルバチョフが新思考外交に転換したことをきっかけに、1989年から、東ヨーロッパの社会主義圏は、独自の民主化に突き進んでいきました。これを「東欧革命」と言います。
その後、
91年、リトアニア、ラトビア、エストニアのバルト三国がソ連から独立を宣言。
ゴルバチョフはこれを阻止しようと、バルト三国に軍事侵攻を図ります。
ところが、68年に起きたハンガリー動乱の弾圧「プラハの春」のような悪夢を二度と踏ませなくない、
チェチェン少将・ドゥダーエフと、ロシア共和国のエリツィンが手を取って、戦略を練り
結果、ソ連のバルト三国制圧を食い止めたのでした。
「ソビエトボンバ・ゴルバチョフ編「」では、あくまで、ゴルバチョフというキャラを、「不憫かわいそうキャラ」として設定し、構成しているため、この独立阻止の部分はまるまる省略させていただきました。
しかし、いずれ、新たな別の章、別の主人公視点の物語で、改めてこのエピソードをじっくり描くかもしれません。