3分でわかる!共産主義と社会主義と資本主義

「セルビアボンバ」の途中ですが、今日はコラムです。

資本主義社会主義共産主義

よくニュースやネットでみかける言葉ですが、実はよくわかってないまま、今更恥ずかしくて聞けない・・って方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。

今後「ロシアンボンバ」(「セルビアボンバ」)の中で、しょっちゅう飛び交う単語となるので、

この際、ここでざっくり勉強しちゃいましょう。特に学生さん。これ、テストに出ます。必読です。


まず

資本主義とは、

自分で働いて稼いだ収入は自分のもの。一生懸命働いたら金持ちになるし、働かなかったら、当然貧乏になる。という考え方です、

 

 

が、これだけでは正確ではありません。

「ある程度大きなお金を持っている人が、そのお金を元手にして、「利益」を追求することを認める。」

という隠れた意味を持っています。

 

つまり、

もともと、それなりに余裕のある生まれの人、それなりのお金(資本)を持っている人、もしくはお金儲けを自分で考えられる頭のイイ人だけが、お金をたくさん稼げる!

という、スタートラインによって不公平さが生じるシステムでもあります。
どんなに、まじめな頑張り屋さんで、一生懸命稼ぐぞー!と思っても、結局は生まれ持って恵まれた人が、会社を作り、人を雇い、仕事を与え、労働者を搾取(こき使い、払うべきお金をピンハネ)する構図のままだったりします。

要は
手持ちにお金がないと、どうにもならない、というわけです。


この資本主義の不公平なシステムに、世界中で多くの、中流以下の国民たちが昔から苦しんできたわけです。19世紀ころに、ようやく、労働者への搾取などをなくしてもらうために、労働組合やストライキ(給料値上げをするために、労働者全員で仕事放棄とか)が少しずつ生まれてきます。

その後、ドイツの思想家、カール・マルクス(と、相棒のエンゲルス)という人が、『共産党宣言』『資本論』という本を出版しました。この本がたちまち世界中で(?)大ベストセラーになり

一大バイブルとなりました。

この名著を読んだ、世界中のインテリ労働者は刺激され、仲間を集い、王制や貴族、私腹を肥やした資本家たちを打倒、国の主権が王様&ブルジョアから、まじめに働く国民のもとに移行、つまり革命を起こしていきました。

この『共産党宣言』『資本論』には、ざっくりと、こう書いてありました

資本主義的社会社会主義社会共産主義社会

こう段階的に世界が変わっていけば、人々は幸せになれる。と。

 

と、まあこう書かれていたのです。


では、ここまで、歴史的経緯を説明したうえで、要約すると

社会主義とは

 

超インテリのエリートが、独裁者となって(国を指導するという形で)国民のすべてを管理。教育も医療もすべて無料。みーんな平等。

そんな、労働者を中心とした国家を築こうよ

という考え方のことです。

そして、共産主義とは、

その社会主義を発展させて、管理する国家も戦争さえも無い、貧富の差が完璧になくなったユートピア国家を作ろうよ、

という考え方のことです。

 


ここまで聞くと、良い点だらけに聞こえますが、悪い点もいっぱいあります。

たとえば、

まじめに頑張って働こうが、仕事さぼりまくろうが、もらえる給料は同じです。

そうなると、ろくな製品は生まれなくなります。

しかも、競争する会社やライバルがいなくなると、同じクオリティ(しかも粗悪)の古臭いものしか作られなくなり、経済や製品が発展しなくなるのです。

(つまり、皆、平等に裕福になるどころか、皆平等に、貧しくなりがち)

 

おまけに、国が管理する(国民が国の指示通りに動くこと)システムのため、行動、発言の自由がなくなります。国から徹底的に監視される、ということです。

 

そもそも、社会主義国を建国する際には、恐ろしいほどの血の犠牲を覚悟しなければいけません。

最初に、国民の貧富の差をなくすために、もともと、お金持ちだった人の財産を全て没収し、国に差し出さなければいけないのです。

横暴な没収に反発する人たちも、たくさんいるわけですから、当然、衝突が起き

あたりまえのように数十万人〜数百万人、場合によっては数千万人規模の死者がでるほどの虐殺が行われます。

それが革命というものなのです。

(たくさんの血と犠牲の上につかみ取った権利、という意味で、社会主義国のイメージカラーは赤色共産主義者をアカと呼ぶのはこういう理由からです。)


しかし、現在に至るまで、共産主義を実現できた国は、ひとつも生まれないままです。

(ゴダイゴの「ガンダーラ」の歌詞と同じです。「そこにいけばどんな夢も叶うというよ。旅立った人はいるがあまりに遠い」)

高い理想を目指している国家であるがゆえに、いろんな無理が生じ、結果、国家運営がうまくいかず次々と社会主義国をやめ、資本主義国に路線変更していく国が続出していきました。

なかなかうまくいきませんね・・。

しかし社会主義だって、たしかに良い機能もたくさんあった事はまちがいありません。社会保障や組合、年金、などなど。

ということで、現在日本は、社会主義の良いパーツをたくさん取り込んだ自由な資本主義の立場をとっている国家。

こういうことですね。

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